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血圧治療に「処方されるアプリ」という選択肢

「明日から本気出す」を、今日からに

――薬を増やす前に考えたい“血圧アプリ”の話

「血圧、測らなきゃな……」
「減塩、しなきゃな……」

そう思いながら、
目の前にラーメンや唐揚げが出てくると
「明日から本気出す」

外来で(自分を含めて…)、何度この場面を見てきたか分かりません。

でも、これは意志の弱さの問題ではありません。


高血圧治療は、意外と孤独です

高血圧の治療は、マラソンに似ています。
それも、

  • 応援がいない

  • 給水所がどこか分からない

  • ゴールが見えにくい

そんなコースです。

診察室では
「頑張りましょう」と言われる。
でも次の診察までの1か月、
現実は一人で走り続ける

ここが一番難しいところ。


「処方されるアプリ」があります

そこで登場したのが、
医師が処方する高血圧治療サポートアプリ
「CureApp HT(キュアアップHT)」です。

これは、

  • いわゆる健康アプリ

  • 自己流の記録アプリ

とは、大きく違います。

国の審査を受けた医療機器で、
医師が必要と判断した場合に処方され、
保険も使えます

スマホが
「暇つぶし」ではなく
治療の一部になる。


アプリで血圧が下がる?――冷静に言います

「アプリで血圧が下がるって、本当?」
というのは、当然の疑問です。

臨床試験では、

  • 家庭血圧が下がった

  • アプリを使わない場合と差が出た

というデータがあります。

ただし、

  • 誰でも同じように下がるわけではない

  • 入れただけで勝手に下がるものではない

  • 生活習慣を続けるための“伴走役”

この理解が、とても大事です。


「薬を増やしたくない」人に向いています

高血圧治療の基本は、今も昔も変わりません。

  • 減塩

  • 運動

  • 体重管理

  • 睡眠

問題は、続かないこと

CureApp HTは、

「減塩しましょう」

で終わりません。

  • 今日は何を意識するか

  • できたかどうか

  • 次はどうするか

を、今日の行動ひとつひとつ、
わかりやすく導いてくれます。

実際の診療現場では、
状態が安定して
医師の判断で薬を減らせた方がいた
という報告もあります。

※注意
薬をやめるためのアプリではありません。
血圧が安定した“結果として”
減らせる人が出てくる、ということです。


診察が「作戦会議」に変わります

アプリを使うと、

  • 血圧の推移

  • 生活の記録

が残ります。

すると診察は、

「ここは良いですね」
「ここで崩れやすいですね」

という、具体的な相談になります。

患者さんの努力が
見える形で残る
これは、続ける力になります。


大事な注意です

  • 自己判断で薬をやめない

  • 減薬は必ず医師と相談

  • アプリは“代わり”ではなく“補助”

そしてもう一つ。

高血圧は、症状がなくても危険です。

むしろ症状がないから、薬を飲んでいるけれど

適当になってしまう。

そして、日本人の死因の上位に心血管・

脳血管疾患が居座りつつけていいる、

という大きな問題になっています。


当院でのご相談の目安

  • 薬を増やしたくない(減らせる方もいます)

  • 生活改善に取り組みたい(どうすればいいのか)

  • スマホは普通に使える(ご家族とともにでもOK)

受付や診察で
「血圧の治療アプリの話を聞きたい」
とお声がけください。


ひとこと(院長より)

治療の目的は、
アプリを使うことでも
薬を減らすことでもありません。

血圧を安全にコントロールすること。

ひいては、心筋梗塞や脳卒中を予防すること。

そのための道具が、アプリであっても良いと思います。

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