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尿検査でわかる。がん検査「マイシグナル」のお知らせ

マイクロRNAって知ってますか?  〜新しいがんリスク検査『マイシグナル』

 

がんを「早く見つける」ことの大切さは、誰もが知っていることです。
ただ現実には、がんは自覚症状が出るまで静かに進行してしまうことが多く、健康診断でも見つからない場合があります。

そんな中、最近注目されているのが「マイクロRNA」という小さな分子です。
マイクロRNAは、がんのリスクを将来的に“見える化”できる可能性を持っているのです。


マイクロRNAとは?

マイクロRNAは、細胞の中で「働きすぎないように」「足りないところを補うように」と、バランスを調整してくれる存在です。
イメージするなら、オーケストラの中で音の強弱をコントロールする指揮者のようなもの。見た目には目立たないけれど、全体を整える大切な役割を持っています。

病気になると、このマイクロRNAのパターンが変化します。特にがんでは、腫瘍がまだ小さな芽のような時期から、その変化が血液や尿に現れることが分かってきました


検査「マイシグナル」とは

この特徴を利用して生まれたのが、マイクロRNAを調べる「マイシグナル」という検査です。
尿を用いてマイクロRNAの状態を解析し、がんのリスクを数値化して知らせてくれます。

従来の検査(CTや内視鏡など)は「腫瘍ができてから」見つけるものですが、マイシグナルは「もっと前の段階」に気づける可能性があります。
しかも尿検査で済むため、体への負担も少なく、健康診断の延長のように受けられるのが特徴です。

検査の受け方

  • 方法:尿を少量(数mL)採取するだけ(通常の尿検査と同じです)

  • 対象:20歳以上の方(男女で検査対象が一部異なります)

  • 負担が少ない:採血や内視鏡のような苦痛なし

  • 複数がんを同時に一度の検査で10種類のがんリスクをチェックできる

 


どんな人に向いている?

  • がんの家族歴がある方

  • 40歳を過ぎて、将来の健康が気になる方

  • 「毎年健診は受けているけれど、さらに安心を得たい」という方

予防や早期発見に積極的に取り組みたい方にとって、新しい選択肢のひとつになり得ます。


注意したい点

もちろん、「マイシグナル」でがんの有無が確定できるわけではありません
リスクが高いと出ても必ずがんがあるとは限らず、逆に低リスクと出ても完全に安心できるわけではありません

大切なのは、この検査をきっかけに「定期的な健康チェック」や「生活習慣の見直し」へとつなげること。
つまり、“健康へのアンテナを高くするツール”として活用するのが望ましいのです。


おわりに

マイクロRNAという小さな分子は、まるで体の奥からの小さな声のように、未来のサインを発しています。
その声に耳を傾ける方法のひとつが「マイシグナル」です。

「ちょっと不安だけど、何かできることはないかな」
そう思ったときに選べる新しい検査として、検討してみてはどうでしょうか。

ご興味のある方は、当院スタッフまでお問い合わせください。

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